今回は日本からカナダの学校へのお支払いをするときの注意点についてです。

留学の最大の目的である語学学校。
コースや時間数にもよりますが、だいたい1ヶ月あたり10万円くらいです。

単純計算で、3ヶ月で30万円、6ヶ月で60万円。結構な金額です。
ここにホームステイを学校で申し込む場合には、
ホームステイ費用の支払いも追加されますので、
6ヶ月で100万円くらいのお支払いが発生します。

エージェントを通してお申し込みの場合、会社によっていくつか支払い方法が選べることもありますが、
大きなお金を振込することになるので、以下のことに注意が必要です。

学費お支払い時に注意したいこと その1~支払い先

学費のお支払いについては、
・直接学校に支払う
・エージェントを通して支払う
という2通りに大別されます。

直接学校に支払いをする場合は、海外送金やクレジットカードで
カナダへ直接支払いをすることになるのですが、
注意したいのはエージェントを通してお支払いをする場合です。

多くの場合は日本円での振込が可能で、支払い時の手間は少ないのですが、
その時点では「エージェントに支払いをした」だけであって、
「学校への支払いが完了した」訳ではないということに注意が必要です。

学校のお申し込みは、申し込み書を送り、学費の支払いが完了した時点で
入学許可証(LOA=Letter of Acceptance)と学校からの領収証が発行されます。
このLOAがあって初めて入校が可能になります。

ですので、「お支払いはしたのにLOAがこない・・」という場合は
エージェントで学費が止まってしまっていることがあります。
※この時点でそのエージェントが倒産した場合は、学校へ通うことが出来なくなってしまいます。

意図的に学費を別のことに使用しているのか、通学する直前に支払いをする方針なのかは
会社によって違いますが、
エージェントを通して支払いをする場合、リスクを少しでも減らすために
「入学許可証をだしてほしい」旨をできるだけ早く伝えるようにしましょう。

学費お支払い時に注意したいこと その2~為替レート

学費は、カナダの学校ですのでカナダドルで請求されます。
それを日本から支払いをするということで、日本円に換算してお支払いをすることになります。

このとき、エージェントを通して支払う場合の為替レートに注意です。

為替レートは毎日変わり、金融機関によっても違います。
エージェントがどのレートを採用していて、いつの時点のレートになるのかを確認しましょう。
また、会社によっては金融機関のレートにさらに手数料などを乗せたレートで
日本円金額を出しているケースがあるので、本当に注意が必要です。

学費とホームステイ費用で$10,000の支払いがある場合、
1ドル=95円で計算すると95万円、
1ドル=100円で計算すると100万円、
5万円も違いが出てきます。

○○銀行のレート+○円の独自レート、などと説明があるときには、
直接支払いたいと伝えるほうがお得になることが多いです。

学校へ直接海外送金する場合には、利用する金融機関の最新のレートで計算された
日本円額での支払いとなりますので、タイミングをみてお得な時期にお支払いを
するだけで大丈夫です。

学費お支払い時に注意したいこと その3~送金・着金手数料

海外送金をする際には、送金手数料が必要となります。
この手数料は金融機関によって異なり、
いまのところお得なのはゆうちょ銀行で1件あたり2,500円となっています。

また、受け取り先の銀行でも着金手数料が必要となり、
こちらは事前に支払いをするか、後から追加で支払うかはケースによって異なります。
だいたい$10~15くらいです。

こちらの送金・着金手数料についても、エージェントを通して支払いをする場合には
いくらかかるのかを確認しましょう。
5,000円以上が手数料として発生している場合には、どの金融機関を使って、
いくらかかるのかを一度確認してみた方がいいでしょう。

直接学校へお支払いをする場合、多すぎたり少なすぎたりする場合は、
現地へ到着してから過不足金を調整することも可能です。

普段はあまり手続きすることのない海外への支払いとなりますので、
知らないことがたくさんあると思います。
残念なことですが、そこにつけこんで過剰に請求をするような会社が存在します。

多少お手続きに手間が必要になりますが、直接お支払いをするのが一番確実ではありますね。


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