カナダ留学の解説、
前回学校の話をしましたが、、
その前にどういうビザで滞在するかについてお話を忘れてました!!

ビザ、日本人として海外旅行に行く際にはあまり意識をしませんが、
これが本当に大切。
無計画にビジター(観光)ビザで延長を続けていたりすると、
将来的に移民局に目をつけられて、カナダに入国するのが
とても難しくなってしまったりするかもしれないのです。。

というわけで、滞在の目的、期間に応じて
適したビザを申請してからカナダへ渡航しましょう!

一般的に、カナダ留学に発行されるビザは以下の3種類。
・ビジター(観光)ビザ
・ワーキングホリデービザ
・学生ビザ


それぞれ滞在できる期間や、許可されていることが違うので解説します!

【ビジタービザ(=ビザなし)】
何も申請しないで、カナダに入国しようとすると基本はこのビザになります。
日本人は申請も必要なく、6ヶ月までならカナダに滞在することができます。
この間、学校に通うこともできます。

ですので、6ヶ月までの滞在・通学であれば、特に申請することなく
ビジターとして渡航することが可能です。
入国する際にも、「学校に通う予定です」と伝えてもらって問題ありません。

ただし、インターンシップを含めて就労すること、
また6ヶ月を超えて学校に通うことはできません。
さらに、基本的には銀行口座も開けないので、
現地でのお金の管理の仕方について注意が必要です。

その他、6ヶ月以内に目的を達成して帰国するという保証が必要となりますので、
航空券は必ず往復のものを手配しましょう。



【ワーキングホリデービザ】
別名「インターナショナル・エクスペリエンス・カナダプログラム」とも呼ばれる
ワーキングホリデー・プログラムで取得できるビザです。
カナダに最長一年間滞在し、就労、就学、観光を通じて海外経験をすることができます。

・日本国籍をもっている
・申請時に満30歳以下
・これまでに同プログラムの適用がない
といった条件を満たす方に、年間6,500人を上限にビザが発給されます。(2014年現在)

6ヶ月まで学校に通うこともでき、アルバイトで働くこともできる、
自由度の高いビザになります。
インターンシップなども就労の扱いとなりますが、
ワーホリビザ取得者は問題なくインターンシップを含む
プログラムに参加することも可能です。

以前は先着順、申請受付からすぐに申請書を送らなければ
定員になってしまっていましたが、
ここ数年は「許可証の発行日から1年以内に渡航すればよい」という条件となり、
定員オーバーになることもないようです。

でも渡航が決まったのであれば早めに申請しておいた方がいいと思いますよ。



【学生ビザ】
Study Permitと呼ばれる学生ビザは、
「○○という学校でxxヶ月(またはx年)勉強をするために、
カナダ滞在ができるようにする」ビザになります。

ですので、日本にいる間に通う学校を決め、
さらに授業料も全額ないし一部を支払いして、
学校から入学許可証を発行してもらうことによって
申請が可能になります。
初期の金銭的な負担が大きくなるため注意が必要です。

ただし、学校に通う期間に応じて滞在期間が決められるため、
ビジターやワーホリのような「○○ヶ月間」といったような
規定の期間はなく、1年間学校の申し込みをしたのであればそれ以上、
2年の学校ならその期間のビザが発行されます。

基本的にはアルバイトなどはできないため、現地での資金にも注意が必要です。
インターンシップについても、
2014年の改訂により学生ビザでのインターンシップが非常に厳しくなっているため、
状況を見極めて申請する必要があるといえます。

資金的に厳しい場合は、奨学金などの申請や、
留学ローンなども検討してもいいかもしれませんね。



どのビザでカナダへ行くか、それは留学準備の大きな分岐点です。
しっかり検討して、希望の渡航時期に間に合うように申請を進めていきましょう。
また、ビザについては頻繁に要件や内容がかわりますので、
常に最新の情報を入手していくことも重要になります!

 

ビザについてはこちらのページも参考にしてみてください。