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「留学したい!」
「海外に住んでみたい」

留学にあこがれを持つ人はたくさんいて、
実際に出発している人もたくさんいます。

カナダは学生ビザで渡航している人だけで約6700人、
ワーホリビザの定員も2015年まで6500人、
合わせるとこの2つのビザだけで1万3000人がカナダに留学している計算です。
(ビザ取得したけど渡航していない人もいるかもしれませんが)

カナダはビジターでも6ヶ月まで学校に通うことができますので、
実際にはもっと多くの人が留学しています。

でも
留学したけど結局日本人とばかり交流して、
英語が話せるようにならなかった…

という人もたくさんいます。

ひとくちに「留学」と言っても、
現地でどういう過ごし方をするかによって
英語力は大きく変わってきます。

日本人を遠ざければいいわけじゃない

日本人とばかりつるんでいるから話せない
→日本人と距離を置いて、一切交流しなければ解決?

日本語を話す機会が減るので一定の効果はあるかもしれませんが、
日本人の友だちもたくさんいて、
カナディアンとも同じように話せる人もたくさんいます。

日本人の友だちから広がる人脈で、
新しいお仕事に就いた人や、活動の幅が広がることも多いので、
「日本人だから」という理由で遠ざけてしまうのはもったいないですね。

「もともとの(英語力の)レベルが違うから」
「自分はあんなに積極的な性格じゃないから」

と理由をつけるのはいくらでもできますが、

『流暢にしゃべれる人たちは、
最初っから英語が達者で、積極的に人と交流できる人ばかりなのか?』

と考えてみると、そんな人ばかりではないことに気づけます。

どこで彼ら、彼女らが変わったのか…?
人それぞれきっかけや努力があると思いますが、
一例として僕の留学経験をご紹介します。

大事なのは目標設定!

僕自身、「英語がしゃべれるようになりたい」というホワッとした理由で
大学時代にカナダにワーホリで渡航しました。

渡航前に受けたTOEICでは480点(笑)
英語は苦手ではなかったですが、別に得意でもなく、
単語はわかるけど会話はできないという典型的な日本人大学生でした。

右も左もわからないまま、
1ヶ月だけ勧められた一般英語の学校に申し込みをして、
その期間だけホームステイで過ごしました。

学校にいって授業をうけて、
帰ってから宿題をしたりホストファミリーの家族と交流したり、
大きなトラブルもなくほんわかした留学生活。

その最初の1ヶ月が終わろうという時、
次は何をしようかと考えて、
自分ができるようになったことをあげてみました。

・現地の生活にはだいぶ慣れた
・日本人と韓国人のお友だちがたくさんできた
・ホストファミリーの要求を適当にあしらうことができるようになった(笑)
(宿題しているのに遊んでと言われた時に断る、など)

まぁこれまた典型的な(笑)

今の自分で次にできることと言ったら

働く→ジャパニーズレストランでウェイター
(下手するとキッチンに回され接客もできない可能性あり)
学校を延長する→すでに要領を得ているため、サボったり手を抜くポイントがわかる
何もせず楽しいことだけする→そんなお金ないので家に引きこもってネット三昧

といったところ。

たった1ヶ月で劇的に変わるわけではないのはわかりますが、
愕然としました。

わざわざカナダまできて、
日本と同じようにウェイターとしてバイトして生活費を稼ぐか、
大学をサボるようにゆるーく学校に通うか、ネット三昧。

別に「ワーキングホリデー」なのだから、
そういう過ごし方でもいいのかもしれませんが、
なんか自分に対するがっかり感

ここで初めて、
『何をしたくて留学にきたのか』
を考えることになりました。

「英語をしゃべれるようになりたいからカナダに来た」
→なぜ英語をしゃべれるようになりたいのか?
「英語をつかって仕事ができるところに就職したい」
→どこの、どんな仕事か?
「日本の会社で、日本のいいものを世界に売れる(紹介できる)仕事をしたい」

これだ!と。
今の状況だと、メーカーや商社などで働くための英語力が全然足りない。

ジャパレスで働いても、今の学校を延長しても、
その英語力は身につけられないと思われます。

だから「がっかり」していたのか…と。

ここから、
『商社や海外営業として使える英語を身につける』
という目標を設定、次の行動に移りました。

留学後に受けたTOEICは875点。約400点アップ!
ネイティブ並みとはいきませんが、
会話にもそれなりに自信をもてるまでになるにはどういう行動をしたか、
次回詳しく書いていきます。

つづく

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