invoiceこんなエージェントには要注意第2段です。

ここの部分を一番気をつけてもらいたいところ、
学校の授業料(入学金やホームステイ費用なども)のお支払い
についてです。

カナダ留学で、もっともお金を使うところである語学学校。
そのお支払額は授業料だけで1ヶ月で約$1,200(10~11万円)

入学金や教材費、ホームステイ費用なども一緒に払う場合には、
1ヶ月で20万円を超えてきます。

半年間(6ヶ月)のお申し込みだと100万円くらいのお支払いが発生します。

でも、こんな高額のお支払いをしたのに、
学校に通えない!
ということが発生するかもしれません…。

留学エージェントの問題点(2)

生徒さんの授業料を運営費用に流用

1ヶ月分で20万円超、半年通う生徒さんの100万円以上…
これらが振り込まれたら、学校へ支払いをするのではなく
会社の広告費や人件費、オフィスの賃貸料のお支払いに回されているケースです。

なににいくら使っているのかはそれぞれの業者によって違うのですが、
要は『お預り金に手をつけてしまっている』状況です。

でも、そのエージェントを通して学校に通ってる人は存在します。
ではどうやって学校へ授業料を払っているか…?が次の闇です。

自転車操業

生徒さんから支払いを受けた学校への授業料その他のお金(預り金)を
運営費用に流用してしまい、
その生徒さんの授業料をどう支払うか…
次の生徒さんのお支払いから相当分を回す
です。

足りなければ、次の次の生徒さんからのお金を使うことも…

エージェントは、自社の契約や為替変動のリスクなど、
いろんな理由をつけて早めのお支払いを留学希望者に要求します。

が、
多くの学校では
『入学の2週間前までにお支払いをすればOK』
ということになっています。

10月に来年4月から渡航予定の生徒さんAの授業料を受け取り、
それを流用してしまっても、
学校への支払いを来年3月ギリギリまで引き伸ばして
その間に生徒さんBの授業料支払いを受け取れば学校への支払いは間にあります。
Bさんの授業料だけでAさんの支払いに満たない場合は、
Cさんのお支払いを受け取るのを待ちます。

完全な自転車操業です。

こういうエージェントの先は長くありません。
負債額がどれくらいまで膨らむかの違いだけで、
数年以内に倒産します。

新しい生徒さんが少なくなれば支払いが滞ったり、
経営が圧迫されたりします。
実際、アメリカの同時多発テロ(9.11)以降や、
リーマンショックで景気が急速に悪化した際に留学希望者が激減し、
自転車操業を続けていた大手の留学エージェントが倒産しています。

同じような悪しき流れをもった英会話スクールも同時期に倒産してますね。

お金を払ったのにエージェントが倒産する

では、お金を払ったあとにエージェントが倒産してしまったら
どうなるのでしょうか…?

学校の授業料について、
お支払いが完了していれば学校に通うことは可能です。
サポートなどは諦めるしかないですが、
渡航して英語の勉強をすることはできるようになります。

運悪くお支払いが済まされていなかった場合、
渡航しても学校に通うことはできません。
学校側ではお支払いがなければ登録もなにもないため、
どんなに「支払いをした」といっても通りません。
まずはエージェントからお金が戻ってくるかどうかの交渉になるのですが、
多くの場合はお金は戻ってきません。

エージェント倒産のニュースがあって、
お申し込みをしていた生徒さんを受け入れしてくれる
学校が手をあげてくれるというラッキーなケースを除き、
学校に通うのは難しくなります。

お支払いを確実に学校に届けるためには?

学校からの領収書、入学許可証を受け取れるかどうか

エージェントから学校へのお支払いがあれば、
必ず学校から領収書、入学許可証(LOA)が発行されます。

エージェントによって学校の領収書を渡しているかは
まちまちになりますが、お支払いの際に
「学校からの領収書もいただけますか?」
と申し出をしましょう。

海外送金の着金遅れなどで、
1週間~2週間くらいかかってしまうこともありますが、
エージェントにお支払いをしてから1ヶ月以内に
学校からの領収書が渡されない場合は、
授業料がまだ学校へ支払われていない可能性がありますので、
学校へ問い合わせてみましょう。

自分で学校へ直接支払う

学校の費用に関しては、現地の学校の口座へ
直接海外送金するという方法もあります。

ただ、申込みをしたエージェントの規約で
お支払い方法が規定されている場合や、
学校側で個人からの送金を受けていない場合もあり、
その場合にはこの方法は使えません。

また、金融機関の決めた海外送金手数料がかかり、
現地の着金手数料も留学生負担になることが多いです。

クレジットカードでのお支払いを受け付けている学校もあります。

クレジットカードはVISA/Master/AMEXが主流です。
お支払い時に総額の3~5%手数料がかかる学校もあります。

直接のお支払いは、送金関係のトラブルが起こった際には
自己責任で対応することが必要となります。

comneeでは?

comneeでは基本はお支払いいただいた日から
1営業日以内にカナダへ送金を行い、
学校から発行された請求書・領収書・入学許可証を即時お渡ししています。

直接のお支払いも希望があればお受けしています。

お支払いの見えない部分を極力少なくする努力ですね。

お支払いに関する流れをこれくらい透明化して、
「エージェントは怪しい」という疑いが晴れるようになるといいですね。

contact