image1注意すべき留学エージェントのポイントとして
手数料や為替の説明がきちんとしているかどうか
お支払いがすぐに学校へ支払われているかどうか
という点でお伝えしました。
この2点は留学エージェントの「会社」としての注意ポイントです。

留学希望者がエージェントにコンタクトして、
実際にお話をするのは
「留学アドバイザー」「留学カウンセラー」
と呼ばれる担当者です。

この担当者も要注意ポイントとなります。

留学エージェントの問題点(3)

担当者が説明している国について経験がない

例えば、カナダ留学を希望しているとします。
国内の大手の留学エージェントにお問い合わせして、
対面カウンセリングに向かうことになりました。

担当者と初対面、ご挨拶をして開口一番、
「僕はオーストラリア留学経験者で、
カナダは旅行しか行ったことないけどよくわかります!」
と言われる…

本気ですか、と。
(実話です)

それを言っちゃう担当者もどうかと思いますが、
カナダ留学経験のない人が
カナダ留学希望者にお話をするのが当たり前というような
会社の方針も透けて見えます。
中には、旅行経験すらない国の説明をしている人もいたりします。

旅行で行くのと、留学は異なります。
街の雰囲気などはわかりますが、
実際に生活する、学校に通うとなると、
それぞれの街の特徴は良くも悪くもはっきりしてきます。

例えば、カナダ留学といえばバンクーバーが有名ですが、
・語学学校がたくさんある
・日本人、アジア人が多い
・住みやすい都市の高ランク常連で、自然も多く過ごしやすい
といった情報はすぐに出てきます。
だいたいこういった情報で
「バンクーバーおすすめですね!」
「バンクーバーだとこういったプランや学校があります」
と進んでいくわけです。

でももう一歩踏み込んでいくと、
・語学学校からカレッジなどへの進学がしやすい(語学学校とカレッジの連携が強い)
=進学希望者には有利。
・日本人やアジア人が多いエリア、欧米人の多いエリアと分かれる
・住居費や生活費がカナダの中では高めで、余裕をもった資金計画が望ましい
ざっとあげるだけでもこういった特徴もあり、
留学都市を決める前には知っておいて損はない情報です。

旅行でいっただけの人とそこに暮らしていた人の情報量は全然違います。
(話を聞くだけでは、実際渡航してみないとわからない部分は多々ありますが)
やはり「留学アドバイザー」と名乗るのであれば、
「留学」の「アドバイス」がしっかりできるのが当たり前ではないでしょうか。

 

留学のいいことばかり伝える

「留学、こんなに楽しいですよ」
「英語がペラペラになって夢が叶いますね」
など、留学のいいところばかりを並べて契約をもらうタイプの担当者もいます。

当然ですが、留学はいいことばかりじゃないです。

正直、ツライ思いや恥ずかしい思いも結構すると思います。

どれだけ英語がしゃべれるようになりたいか、
自分の目標にむけてどれだけ頑張れるか、
恥をかいたことも経験にできるかどうか、
こういったことが試されるのが留学だと感じます。

ただ、事前に回避できるトラブルや、
手間や不安を排除して全力で留学に向き合えるようにお手伝いする、
それが留学エージェントにできることです。

いい面ばかりを並べて夢を見させて、渡航させたらおしまい、
というようなエージェントもいます。
そしてそういったエージェントはサポート料もキャンセル料も高額なことが多いです。
「おかしいな?」と思ったら、
契約書にサインする前にもう一度確認してみましょう。

 

オススメのところ以外は批判ばかりする

これは都市についても、学校についても、
エージェントについても起こりえます。

例1)バンクーバーの良いところを並べて、
トロントはブリザードが吹いて冬は死ぬほど寒い、
最大の都市で人が冷たい、
治安の悪化が著しい…
などなど、バンクーバーと肩を並べる留学都市である
トロントの悪い面ばかりを伝える。

例2)○○という学校は生徒も先生もやる気がなく、
英語ではなく母国語が飛び交っている、
日本人・韓国人ばかりが多くて欧米人がいない、
でも△△という学校は留学生の国籍も豊かで、
授業もハイレベル、
この学校でまず悪い評判は聞かない…
とオススメしたり。

物事には、100%いいことや100%悪いことはありません。

…と思います(笑)

どこかのいい面を際だたせるために、
もう一方の悪い面ばかりを主張する担当者には注意してください。

「超オススメの学校」=留学生にとっていいのではなく、
エージェントの会社の都合でオススメの学校かもしれません。

「超オススメの都市」=通わせたい学校がその都市にあるのかもしれません。

…そういうことです。

もし一方的に悪い情報だけを聞かされたら、

『なぜそれはそうなっているんですか?』
(やる気のない学校は、なぜやる気がないのか、なぜそれで存続しているのか?など)
『ここの都市の良いところはありませんか?』
を確認してみることをオススメします。

いい情報も悪い情報も考慮して、
何を優先させるかを考えながらプランニングを進めていただきたいですね。

 

信頼関係を築けるかどうか

「留学アドバイザーは誰でもできる」
と考えている人もいます。
そういう考えを持った人は
上記のような営業マニュアルに沿って、
いい面だけを伝えて契約を取ることを最優先にしている傾向が見てとれます。

情報は常に動いていて、
また留学希望者はそれぞれ違った人間であり、
目標や希望がまったく同じということはありません。

プランニングの中で、その目標や希望を汲み取って
具体的なプランを提案できるような留学アドバイザーを見つけてください。

留学を目指す方たちが、
それぞれの信頼できる留学アドバイザーと出会えるといいなと思います。

 
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