カナダ出発前に必要な役所などでのお手続きについて。
詳細はお住まいの市町村役場で確認して進めるのが確実です。
学生ビザやワーホリで1年以上カナダに滞在予定の方は、必要な手続きを忘れずにしておきましょう。
1年未満の短期滞在の方は特に必要ありません。
公的手続き
住民票
1年以上カナダへ滞在予定の場合には、国外転出届を提出します。
書式や用紙は管轄の市町村役場で受け取り、説明を受けることができます。
転出届を提出し、住民票を抜くことで、カナダ滞在中の住民税や国民年金などの支払い義務が発生しなくなります。(年金や保険については別途申請が必要な場合もあります)
出国後に代理人から申請することも可能ですが、委任状などお手続きが煩雑となりますので、長期でカナダに滞在する場合には出発の1ヶ月前くらいになったら(出国日と大体の帰国日が決まったら)一度役所へ相談するのがおすすめです。
国民年金
住民票を抜くことで、通常自動的に国民年金からも離脱します。(別途手続きが必要な場合もあります。)
転出届を提出する際には必ず年金手帳も持参し、扱いがどうなるのかを確認しましょう。
将来受け取る年金額にも影響してきますので、そのまま年金の支払いを続けたい場合には支払い方法について担当者に相談しましょう。
また、帰国後に遡ってカナダ滞在中の年金を支払うことも可能です。
留学期間中の年金支払をどう捉えるかと資金を考慮しつつ相談してみましょう。
国民健康保険
こちらも住民票と連動して自動的に解約されます。(別途手続きが必要な場合もあります。)
健康保険証も持参し、転出届を出す際に合わせて相談しましょう。
ただし、海外で受けた医療費の一部負担を申請する場合には、国民健康保険に加入し続けている必要があります。
通常海外旅行保険などでカバーされるはずですが、特殊な事情がある場合には住民票をそのままにして国民健康保険料を支払い続けるという選択肢も考える必要があります。